○
議長(
濵松三男) 日程第8、
特別委員会の
中間報告について(
議員定数等議会改革推進特別委員会)を
議題とします。
議員定数等議会改革推進特別委員会において調査中の事項について、
会議規則第43条第2項の規定により
中間報告をしたいとの
申し出がありますので、これを許可します。
議員定数等議会改革推進特別委員長、19番
川神裕司議員。 〔
川神裕司議員定数等議会改革推進特別委員長 登壇〕
◆
議員定数等議会改革推進特別委員長(
川神裕司)
議員定数等議会改革推進特別委員会の
取り組みにつきましては、3月
定例会の
全員協議会でも一定の
報告をしておりますが、ここで改めて昨年12月の
委員会設置から今日までの
会議の
開催状況や
検討状況について
中間報告をさせていただきます。
議員定数等議会改革推進特別委員会は、
浜田市議会の
次期改選時における
議員定数及び
議会改革の
推進に関する事項について調査及び研究を行うことを目的に、昨年12月7日に
議会の議決を経て設置された
ところであります。
委員の選任については各
会派を基本に
定数を10名とし、これまで10回の
会議、1回の
行政視察を行ってまいりました。 第1回目の
特別委員会は
特別委員会が設置された当日の12月7日に開催し、
委員長及び副
委員長の選出を行いました。その結果、
指名推選の方法により
委員長に私
川神裕司が、副
委員長に
江角敏和議員がそれぞれ選出されました。 第2回は12月13日に開催し、今後の
スケジュールについて協議いたしました。その際、次回の
会議で正副
委員長からたたき台を提示し、
検討、決定することを確認いたしました。 第3回は年が明けた本年1月10日に開催いたしました。
特別委員会の
調査目的の再確認を行うとともに、
論点整理のための
意見交換を行った
とこであります。
定数問題については、単純に
類似団体との比較だけではなく、多角的な面から
検討するべきだという
意見が大勢を占めました。また、今後の
スケジュールについて協議し、今後は月2回のペースで
特別委員会を開くこと、5月に
開催予定の
議会報告会で
定数についての
意見を聞くこと、8月の
議会だよりで
市民アンケートを行うこと、それらを踏まえて
検討し、12
月議会での
議員定数条例改正を目指すという点を確認いたしました。そのほか、
議会改革に向けての
取り組みがより
市民にわかるよう
会議を各
自治区に出かけて開催したらよいのではないか、また、
議員定数についての
市民意見を聞く機会を設けたらどうかという
意見がありました。 第4回は1月23日に開催し、
前回に引き続いて
論点整理のため、
現状認識について
委員一人一人から発言を求めた
とこであります。その中で、
市民に
議員定数に関する
意見を求める前段として、
議会の
必要性をいかに
市民が理解していただいているのかが重要であり、そのために
市民に対してどのようにアピールしていくのか十分
検討する必要があるという
意見が出された
とこです。
住民の方々に
議会の
必要性を訴えながら
定数の
議論をしていくという難しい対応を求められるが、12月にはこれがベストだと胸を張って言える
定数を示すことができるよう努力していくという認識で一致をいたしました。
議会改革については、テーマの一つである
政策討論会について重点的に
検討いたしました。最初は、なかなかイメージがわかないという
意見が出たものの、
自由討論との比較を踏まえ
議論を積み上げる中、徐々に
方向性が出たように感じた
ところであります。 第5回は2月2日に開催いたしました。
定数問題では、
自治区制度を考慮して選挙区を設けるかどうかの
議論を行いましたが、
前回の選挙で
自治区ごとの選挙区を撤廃した経緯もあり、選挙区を設けず全市1区で行うことを確認した
ところです。
定数については、
自治法改正により人口による
定数上限が撤廃され、地域の実情に応じて
定数を自由に決められることになった点や、より多くの民意を反映するという観点から増もあり得るのではないかという
議論もありました。しかしながら、
定数削減という潮流の中、
市民の理解が得られないとの
意見もあり、
議論の結果、
定数の上限は28とし、それ以下とすることを確認し、具体的な数については
議会報告会での
意見や
市民アンケートを参考に
議論することとなりました。
議会改革については、
前回に引き続き、
政策討論会について
検討をいたしました。特に、
議題を出すための
幹事会の
あり方に
議論が集中し、
幹事会の
委員の選出について
会派で持ち帰り、次回再度協議することになった
とこであります。 第6回は大雪の日でありましたが、2月20日に開催いたしました。
議員定数については、
前回までに出されたさまざまな
切り口から
類似団体、人口、面積、
財政力指数の比較について資料に基づいて
議論し、
委員それぞれの
議員定数に関する認識を深めた
とこであります。
政策討論会については、
前回会派に持ち帰った
意見を
委員会で集約し、
議題に関しては
幹事会を設置して、代表は1名
会派も含めてすべての
会派から1名出すことで合意、そこで上がってきた
議論を採択するかしないかは
原則全会一致によることを決定いたしました。また、
幹事会には正
副議長は入らないこと、
議題の
提出者は1名から可能であること、
議題は書面で
幹事会へ提出すること、
会議は
幹事会も含めて公開することなど、規定をつくる上で基本的に押さえておくべき点を確認をいたしました。 第7回は3月13日に開催いたしました。
議員定数検討の
切り口のうち、当日は
常任委員会の構成から考えた
議員定数について
議論いたしましたが、
常任委員会で十分な
議論ができる人数を考えた上で全体の
定数の
あり方を考えるという視点を持つことが必要だということで
意見が一致いたしました。
政策討論会については
規定案を出して
検討を行い、6
月議会で
会議規則の
改正を諮るということで合意いたしました。あわせて、3月
議会最終日の
全員協議会での
報告内容についても協議いたしました。
報告については、皆さんご承知のとおりであります。 第8回は、新年度に入った4月6日に開催し、
議員定数問題について、
県立大学の
別枝学部長との
意見交換会を4月27日で調整すること、
委員外議員の出席も可として全
議員に案内することを決めた
とこであります。また、
行政視察の実施を決定し、大分市を中心に調整することとなりました。
議会改革については、過去行われた
議会改革検討委員会の
検討内容をできているもの、改善の余地があるものに整理し、資料としてまとめたものを参考にしながら、そのほかに
検討したい項目を各
委員から提出いただき、今後の
検討材料とすることといたしました。 第9回は、
前回話のあった
県立大学の
別枝学部長との
意見交換会を行いました。
学部長からは、昨年フレッシュマンフィールドセミナーで
学生たちが行った
議員への聞き取り調査の結果やゼミでの
議論をもとに話をしていただきました。ちなみに、14名の
学生たちのゼミでは、市町村合併したことを踏まえて、旧
浜田市という
ところを代表するような
人たちは少し削減してもよいのではないか、しかし一方で合併によって加えられた地域に居住している
人たちはもっと増えてもよいのではないか、それらを考えると削減だけを口にすることはおかしいというような分析結果になったこと、二人の学生が市長と
議会は車の両輪だと言われるがインタビューして両輪になっていない、市長が車輪で
議会は補助輪だという厳しい
意見を出したことなどを紹介いただきました。
議会というものがより開かれた
議論を行い、結果的には多数決で決まることであったとしても徹底的な
議論をする、場合によっては首長に対して方向を修正していくというようなことは27、8人という大勢の知性が集まっているわけなんだからできることではないかとの
意見を述べられました。また、
定数についても、大事なのはそこに至る
議論の経過を
市民にどれぐらい見せるかということに尽きるのではないか、
定数を考えるときには現在の
自治区制度を改めて考えることが必要ではないかということも言われ、非常に充実した
意見交換会となりました。 5月24日から25日にかけて、大分県大分市と臼杵市を視察してまいりました。大分市
議会では、
市民意見交換会の
取り組みを中心に
議員政策研究会や
議会活性化
推進会議での
議論、
議員定数を考えるシンポジウムなどの話を伺い、臼杵市
議会では
政策討論会の
取り組みを中心に
議員提案の政策
条例、
意見交換会での
議論、
議員定数削減に至る経緯などの話を伺いました。いずれも今後の論議の参考になる視察でありました。 第10回の
特別委員会は6月11日に開催し、8月1日号の
議会だよりに掲載する
議員定数等に関するアンケート及び今回の
中間報告の内容について
検討するとともに、次回以降、重要案件の
意見交換会について論議していくことを確認いたしました。以上がこれまで行ってまいりました
特別委員会の経過でありますが、現在の
ところ決定している事項は、
議員定数の問題については選挙区を設けず全市1区で行うこと及び
定数の上限は28としそれ以下とすることの2点であります。 全国的に
定数削減が潮流となっている昨今、
議員定数は
市民の関心事項であります。現在の
浜田市議会の機能を充実しつつ、より効率的な
議会運営を行うための
定数議論に関して、今後、先ごろ実施した
議会報告会での
意見を集約するとともに、8月1日号の
議会だよりで
市民アンケートも行いますので、それらの
意見を参考にしながら、12月の
条例改正に向け精力的に
議論を重ねてまいります。また、
議会改革につきましては、申し送りを受けた調査事項のうち、
政策討論会については
会議規則の
改正の議決をいただき、あわせて規定の整備を行いましたので、活用いただきますようお願いいたします。 まだまだ残された課題は多くありますが、この間の
議論や
意見交換、視察を通じて感じたことは、
議会の機能や
議員活動に対して
市民が理解していただけるだけの情報提供がなされていない点であります。さらに、
市民の皆さんに
議会を理解していただき、
市民の皆様の
意見反映が円滑に行われるためにも、
議会基本
条例に沿った
取り組みが求められます。これからも
市民目線でよりよい
議会改革を実現できるよう頑張る決意を申し上げ、
議員定数等議会改革推進特別委員会委員長の
中間報告といたします。
○
議長(
濵松三男) ただいまの
議員定数等議会改革推進特別委員長の
報告について
質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
濵松三男)
質疑なしと認め、
質疑を終わります。
~~~~~~~~~~~~~~~
○
議長(
濵松三男) 日程第9、
委員会の閉会中の
継続審査についてを
議題とします。
総務文教委員長より
審査中の請願について、
委員会条例第40条の規定により、お手元の資料のとおり閉会中の
継続審査の
申し出がありました。 お諮りします。
総務文教委員長から
申し出のとおり、閉会中の
継続審査とすることにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
濵松三男) ご
異議なしと認めます。よって、
総務文教委員長からの
申し出のとおり閉会中の
継続審査とすることに決定しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
○
議長(
濵松三男) 日程第10、
議員派遣についてを
議題とします。 お諮りします。
地方自治法第100条第13項及び
会議規則第77条の規定により、お手元に配付のとおり、それぞれ
議員を派遣したいと思います。これにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
濵松三男) ご
異議なしと認めます。お手元に配付のとおり、それぞれ
議員を派遣することに決定しました。 お諮りします。ただいま決定されました
議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを
議長にご一任願いたいと思います。これにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
濵松三男) ご
異議なしと認め、そのように決定しました。 以上をもちまして今期
定例会に付議されました案件の審議はすべて終了しました。 この際、市長から発言の
申し出がありますので、これを許可します。市長。 〔宇津徹男市長 登壇〕
◎市長(宇津徹男)
平成24年6月
浜田市議会定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 初めに、去る6月6日、三笠宮寛仁親王殿下が薨去されました。66歳の若さでの早世は誠に残念で痛恨、痛惜の思いに絶えません。
市民の皆さんとともに、衷心より哀悼の意を表する次第であります。 そしてまた、特にこの親王殿下が
平成4年のスポーツレクリエーション祭のときに、たまたま私は県
会議長をしておりまして、わずか2日間のおつき合いでありましたが、それがその後ずっと亡くなられるまで、例えば園遊会等でお会いしますと必ず私のほうへ寄っていただき、元気でやっているかとそのように声をかけていただいた、そういう仲であります。 皆さん方もご承知のように、このひげの殿下の弟様が高円宮様でありまして、高円宮様が三笠宮親王殿下とお知り合いになった後にこちらの島根のほうへおいでになり、十念寺にあります根付等の研究で日本的な研究者でもあった
ところであります。その後、この高円宮様は三隅のほうへ2回おいでになっておりますが、大変この宮様とも親しくさせていただきました。宮様はご承知のように、スカッシュの練習中に心臓麻痺でお亡くなりになったのでありますが、その高円宮親王殿下のお兄様がこのひげの殿下であります。 ひげの殿下は、私と会いました
平成4年のスポーツレクリエーション祭、その直後に実は舌のがんが発見されまして、そのがんの治療を続けられた
ところであります。その後、園遊会等でお会いしますと、よう
議長、当時県
会議長でしたから
議長ということでありましたが、いや、実は私は先年から
浜田の市長になりました、そういうことで、おおそうか、市長かということでありました。もう本当に気さくな方であります。その後、3回にわたって園遊会に
浜田市長として呼ばれ、そのたんびに目ざとく私のほうへおいでになったと、この度の親王殿下の薨去は大変残念であります。 この親王殿下のお父様が三笠宮殿下でありまして、現在96歳になられるこの殿下は戦前の昭和天皇の弟さんでありまして、昭和天皇が戦前のいろんなことで取り組まれたそのことについては昭和天皇の歴史に詳しい
ところでありますが、唯一この三笠宮殿下は反戦の殿下と、当時最強を誇っておりました陸軍に対してもはっきり物をおっしゃるそういう殿下であった、そのお父様の血筋をそっくりお継ぎになっていたのがこの三笠宮親王殿下であります。歯に衣を着せぬ、弱い者を助ける、したがって
平成4年のときにお会いしたときに、その後がんに何回も手術、挑戦をされたのでありますが、その後福祉関係に大変お力を入れておられる、そういうこともこの亡くなられた報道でわかった
ところであります。そういうことで、まだまだがんにも絶対負けないという強靱な精神を持っておられた、このひげの殿下のお亡くなりになりましたことは大変残念な思いであります。あえてこのことを申し上げておきたいと思います。 さて、今
議会に提案いたしました諸
議案につきましては、慎重にご審議の上、それぞれ可決いただき、厚く御礼を申し上げます。今後の執行に当たりましては、本
議会でのご
意見、さらに
委員長報告を尊重して、適正な行政運営に取り組んでまいります。 今
議会の
一般質問では、多くの
議員の皆さんから今後の
浜田市のあるべき姿や
市民目線に立った施策の
取り組みについて、貴重なご
意見やご提言をいただきました。特に、中期財政計画の見通しや
自治区制度の実施、10年以降につきましては積極的な、建設的なご提言をいただきました。よりよい
浜田市となりますよう再検証を行い、前向きな
検討を進めてまいります。また、震災瓦れきの広域処理につきましては安全性の確保を大前提に、島根県及び関係団体と十分に協議、
検討をしてまいります。このほかにもまちづくり、そして観光振興、教育行政など多岐にわたってさまざまな面から質問やご提言があった
ところであります。これにつきましても、可能なものはすぐに
取り組み、施策に反映できるものは積極的に取り入れてまいります。 さて、今年もいよいよ梅雨本番となりました。けさのニュース等でご承知のように、台風が4号、そして引き続いて5号がこちらのほうへ接近中であります。そういうことで、
市民の皆さんに被害が及ぶことのないよう、万全の態勢を整えてまいります。 最後に、梅雨明けまで蒸し暑い日々が続きますが、
議員の皆さんにおかれましては健康に十分ご留意され、ますますご活躍されますよう祈念申し上げ、お礼のごあいさつといたします。
○
議長(
濵松三男) これをもちまして
平成24年6月
浜田市議会定例会を閉会します。 皆様ご苦労さまでした。 午前10時42分 閉会 ──────────────────────────
地方自治法第123条第2項の規定により本
会議の顛末を証するためここに署名する。
浜田市議会議長 浜田市議会議員 浜田市議会議員 ──────────────────────────...